冷やすことによって症状の改善をめざす「アイシング」
そんなアイシングは、ケガを回復するためのものと、疲労を回復するためのものに分類されます。
スポーツをされている方にとっては馴染み深いものともいえるでしょう。
アイシングにはさまざまな効果がありますが、正しい知識を身に着けて実践することが大切です。
アイシングについて詳しく見ていきましょう。
冷却を受ける方によくある症状
-
アイシングに
よって得られる
効果が知りたい -
自分が行っているアイシングは正しい方法なのか不安
-
アイシングで
身体の疲労を
回復したい -
ケガをしたときのアイシングの流れを知りたい
アイシングってどんなことをするの?
アイシングについて聞いたことがある方も多く居らっしゃるでしょう。
今回はそんなアイシングについて、少し詳しくご紹介していきます。
【アイシングとは】
アイシングとはその名の通り、冷やすことで効果を得る療法です。
熱が身体の部位で過剰になると様々な異常反応を生じ、ダメージを引き起こします。
アイシングはこのダメージを冷やすことによって改善したり、未然に防いだりすることを目的としています。
【アイシングの種類】
アイシングを大きく2つに分類すると、
・急性損傷に対する医療的処置
・疲労回復目的の処置
に分けられます。
●ケガに対するアイシング
発熱性の急性期外傷、特に捻挫、骨折、脱臼、打撲など熱を持っていたり腫れている症状に対して行うものです。
赤く熱を持つのは、損傷した組織を治す細胞が活発に働いている反応作用です。
腫れているのは細胞が自ら膨れたり血液を固めたりして損傷した血管を圧迫し止血するためです。
どちらも大事なケガを治すための防衛反応ですが、一方で適切な手当がないとその反応が過剰すぎるが故に回復が遅れてしまったり、損傷する範囲が必要以上に広くなってしまったりします。
急性炎症が起こった際に素早く患部を冷やす=アイシングすることで、血管を収縮させて出血を抑え、細胞の過膨張や過応答による身体のダメージを最低限にすることができます。
●疲れを取るためのアイシング
疲労回復目的のアイシングは、主にスポーツ業界やリハビリ業界で注目を浴びています。
過剰な運動後は、見た目に変化がなくとも筋肉内部は微小な損傷があり、炎症、出血、浮腫などが生じていると言われています。
そのような部位に運動直後にアイシングを行うことで微小な損傷によるダメージを減らし、筋肉疲労を軽減することを期待したアイシング療法です。
アスリートのトレーニングの際の故障防止や、リハビリを効果的に進められることによる身体機能の早期回復などの効果が期待されます。
一方で、障害を受けている筋肉と受けていない筋肉を見た目で判断することは難しく、健康な筋肉に対するアイシング療法の効果はまだまだその有効性は明らかになっていない状況です。
【アイシングをする際の一般的な流れ】
打撲や捻挫などの局所の炎症を収めたいときのアイシングには、アイスパックが多く使用されます。
ご自身で行われる際には、氷水を入れた袋であり、ビニール袋に氷水を入れる形でも代用可能です。
凍傷予防のため、0℃以下にならないように、氷より氷水がお勧めです。
ビニール袋やアイスノン、保冷剤などで代用する場合は冷えすぎないようにハンカチなどの布を巻き、優しく患部に当ててあげましょう。
傷口を伴っている場合は、冷やす前に水で傷口をきれいに洗い流すことが重要です。
洗い流す前に冷やしてしまうと傷口が収縮して雑菌や異物が内部に残ってしまう可能性があります。
通常の生活範囲のケガでは、現在では基本的に消毒薬の使用は必要ないとされているので、しっかり流水で洗い流したあとにすぐに冷やすようにしましょう。
【おおよその施術時間】
局所のアイシングのキーワードとしては、やりすぎは禁物、ということです。
凍傷に注意し、長くても10-20分を目安にするのがよいとされています。
感覚がない、じんじん痛むようなことがあればすぐに中止します。
【アイシングを受ける患者様に多い症状】
アイシングの良い適応になる症状に関しては先述の通り、急性炎症による熱感を伴う痛み、筋疲労などです。
主に急性の外傷=ケガを負った部位、具体的には「腫れた傷口、打撲、捻挫やぎっくり腰、筋損傷(いわゆる肉離れ)の痛み」などです。
腰痛症など慢性的な痛みに関しては、血流が低下していることや筋肉がこわばっていることが原因であるケースが多く、アイシングは不向きな症状です。
そのような痛みにはアイシングの反対である、温熱療法が有効とされています。
【アイシングが効果的な症状や効果】
よくある腰痛や関節痛だとアイシングと温熱療法のどちらが効果的か、ご自身では判断に迷う場面があるかもしれません。
その点については主治医の先生としっかりご相談されることが重要です。
ようが整骨院の【冷却】
急性期の炎症による発熱の除去や鎮静のために患部の冷却を行います。
幹部の冷却に際して急激な低温での冷却は組織に負担をかけるため、当院では無理のない温度(5℃~8℃)で時間をかけて冷却を行います。
温熱の弱い部位に意図的な冷却を行うことでの逆療法(カウンター)で用いられる場合もあるため、症状によって患部に冷却を行うこともあります。
よくある質問 FAQ
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- アイシングはどのようなときに行われますか?
- ケガをしたときの処置として行われることが多いです。そのほかにも、疲労の回復目的で行われることもあります。
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- 温めるか冷やすか、どちらがいいのかわからないです。
- ケガの原因や程度など、個人の状態によっても変わります。詳しくはご相談ください。
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- アイシングの方法について教えて欲しいです。
- 自宅でのアイシングについてなど、どのようなことでもお気軽にご相談ください。
著者 Writer
- 院長:平田 大三
- 生年月日:1973年7月4日
資格:柔道整復師
趣味:ゴルフ・釣り・料理・バイク
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